57際 女性 夫は家族で築いてきた家庭を喜んでいます。

夫が喜んでくれたことといえば、はっきり言って、妻である私と息子と三人の家庭が持てたことです。そして妻が、自分を大好きでいると知っていることです。そう確信しています。
夫は、父親から暴力を受けて成長しました。その為、父とは深い確執がありました。
母のことは大好きで、自分で「マザコンだ。悪いか。」と開き直っていますが、20代で母を亡くしました。
父も30代で亡くしています。
姉が2人いて仲は良好ですが、遠方に住んでいるので、夫は一人ぼっちに近い境遇でした。
私とは、見合いで結婚しました。見合いでは、結婚後が恋愛関係になるという説がありますが、その通りの関係です。
結婚後すぐに、息子を一人授かりました。子供好きの夫は喜んでくれ、息子を優しく大きく慈しんでくれました。
我が家は自慢ではありませんが、緩い家庭です。平日は仕事や学校があるので、多少締まっていますが、そんな気がしているだけかもしれません。
私の感覚では、いつも「うっひゃっひゃっ」と笑っているような家です。
父から暴力を受けて育ったとは思えないほど、夫は息子を虐待せずに接してきてくれました。きっとその影響が大きいと思いますが、息子は素直にまっすぐ育ってくれました。もっとも、成長してしまった今では、息子は親に素直ではありませんが。
息子が素直なせいもあり、家庭は安らいでいると思います。それは夫を慰めていると、私は信じます。
ただ、夫はアルコール依存症で、ニコチン依存症で、パチンコ依存症です。暴力やお金をいれない等の困った症状がないため、医療機関を受診していませんが、違いありません。
それが原因の家庭内不和はありましたが、総じて和やかでにぎやかな家庭だと思います。
和やかなのは、夫がいい意味で、適当さと堅実さを持ち合わせているせいでしょうか。もっとも、私には、夫は頭を雲の上に突き出し、ふわふわと漂っているように見えます。
時折、夫は私といると安心すると言ってくれます。私のどの辺りに安心するのか、わかりません。私は、ただ夫が大好きで、犬か猫がじゃれつくように、夫にまとわりついていますので。でも、夫が安心感を持っていてくれているのは、事実なのでしょう。
この、緩くて楽しい家庭を作っているのは、夫であり、私であり、息子です。そのことを夫が喜んでいるのは、間違いないと思います。