30歳女 足に薬を塗ったら喜んでくれた

数年の恋愛期間を得て、インド人の彼と結婚し、結婚を機に彼の国に移住しました。現在、結婚6年目です。
結婚して間もないころ、避暑地に旅行に行こうと計画しました。
飛行機の時間がかなり早かったのに、前日まで仕事で忙しくしていた私たちは、旅行の準備をする時間がありませんでした。そのため、まだ日が明けていない早朝に、家の中をバタバタと走り回り、旅行の準備をしていた矢先、なんと停電。インフラ事情が悪いインドでは停電は日常茶飯事ですが、なんで旅行の準備で忙しいときに。。
仕方がないので、ケータイの明かりで荷造りをしていたら、こんどは急に旦那が「痛~~~い!」と叫びました。「なんかネジみたいなものが足にささった」とのこと。なんで家の中に大きなネジが落ちているの…?ケータイの明かりで足を見ると確かに出血してました。
飛行機の時間が迫っていたため、予約していたタクシーで空港に向かい、急いでチェックインを済まし、やっとほっとして登場を待っていたら、旦那が「やっぱり足が痛い」というので、空港内の薬局に消毒液と塗り薬を買いに行きました。
薬局内でサンダルを脱ぎ、傷を見ると、けっこう傷が深く、確かに痛そうでした。(なんで家にネジが落ちていたのか本当に疑問)。
薬局内でコットンを分けてくれたので、傷が足の裏だったため、旦那を座らせ、足の裏を消毒し、薬を塗り、大きなバンドエイドを張ってあげると、薬局の薬剤師も旦那も目がきょとん。
なぜだろうと思いつつ、薬局を出ると、旦那が嬉しそうに「ありがとう」と言いました。あまり感謝の言葉を口に出さない人だったので、こっちがびっくり。
「人前でしゃがんで、ああやって足に薬を塗ってくれる奥さんを持って僕は幸せだ。インドの奥さんはぜったい、そんなことはしない。ありがとう」ととても感謝してくれました。
なるほど、そういうことか、と合点が行きました。確かにマザーテレサが孤児院の子どもの靴の紐を結んだら、周りにいた全員が驚いたと教科書に書いてあった記憶があります。
人前や場所、国籍に関わらず、相手への思いやりの心と態度はとても大切で、相手の心に伝わるだなぁ、としみじみ思ったものでした。